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ICL視力矯正手術の体験談 – 選択から術後まで

ICL

はじめに

 視力矯正手術(ICL)を実際に受けた経験を共有します。視力矯正を検討されている方の参考になれば幸いです。
 ※IPCLという老眼対応のICLレンズとは異なります。

1. 手術を決意するまでの経緯

視力矯正を決意した理由

  • コンタクトの費用負担増加(物価高の影響)
  • メガネ・コンタクトの併用による日常的な不便さ
  • 実体験のある友人からの後押し
  • 長期的なコストパフォーマンスの検討

なぜICLを選んだのか

  • 可逆性がある:必要な場合にレンズを除去・交換可能
  • 安全性:角膜を削らないため、長期的なリスクが低い
  • レーシックとの比較
    • ICL:レンズ挿入(可逆的)
    • レーシック:角膜を削る(不可逆的)

2. 手術までの流れ

スケジュール

  • 初診(術前検査):2024年7月
  • 手術:2024年8月
  • 経過観察:術後1週間、1ヶ月(3ヶ月・6ヶ月は任意)

術前検査について

  • 検査項目
    • 視力検査
    • 眼圧測定
    • 瞳孔散大での詳細検査
  • 所要時間:約3時間
  • 注意点
    • 瞳孔散大により読書やスマホ使用が困難になります。
    • ほとんどが待機時間になります。
    • 音楽やオーディオブックの持参推奨します。
    • 瞳孔が開いて光量が上がるため、サングラスと帽子がほぼ必須になります。

3. 費用と経済的考慮

手術費用の詳細

  • 総額:49万円
    • 基本料金:46万円
    • 片目乱視:5万円
    • 紹介割引:-2万円
  • 医療費控除:確定申告で一部還付の可能性あり
  • 長期的な経済性:コンタクト・メガネの生涯コストと比較して検討
    • 仮にワンデーコンタクト(1dayコンタクトレンズ) を、一日150円で毎日使用し、30歳から45歳(老眼開始年齢)の期間と比較すると約32万円の得
      • 年間費用=150(コンタクトレンズ代)円×360(一年間の日数)日=54,000円
      • 生涯費用(30歳から45歳の15年間)=54,000(年間費用)円×15=810,000円

4. 手術当日の体験

手術の概要

  • 所要時間:約20分
    • 手術の事前準備として、目薬を何度かするのですが、別途合計で60分程度かかります。
  • 痛み:ほぼ無いのですが、目を触られるため、なんとも言えない違和感があります。
  • 怖さ:人によりますが、映画のワンシーンをVRで味わっているような気分になります。
  • 特徴:開眼状態での手術になります。

5. 術後の経過と注意点

術前の注意事項

  • 乱視や視力が非常に悪い場合、追加の費用がかかる可能性があります。
  • 術前検査で軽度の乱視と初めて診断された場合でも、乱視の無いコンタクトにするためには、安全性の確保のため、再検査が必要になります。

直後の注意事項

  • サングラス着用必須
    • 太陽光だけではなく、車のライトや街灯でも歩くのに支障が出ることがあります。
    • デザインが少し特徴的ではあるのですが、目を保護するために着用する必要があります。
  • 運転は避ける
    • ハロー・グレアの影響で、光量の調節が難しくなっているため、運転に悪影響が出る可能性があります。
  • 激しい運動や目に水が入る行為を避ける

長期的な考慮事項

  • 光の輪(ハロー・グレア)
    • 術後数ヶ月は光源周りに輪が見える可能性
    • 夜間運転への影響に注意
  • 老眼への影響
    • 視力矯正は老眼予防にはならない
    • 将来の老眼も考慮した上での判断が重要
    • IPCLという老眼対応のICLレンズはあるが、実証例が少なく今後に期待

6. 手術後の生活の変化と感想

メリット

  • コンタクトレンズや眼鏡の手間から解放
  • 星空観賞や温泉などの生活の質向上
  • 日常生活の快適性向上

デメリット

  • 近くを見る際、少し目に力を入れる感覚が残る
  • 掃除をする際、見えなくても良いものまで見えてしまう
  • 光量が上がったように感じるため、夜中が少し明るく見える

総合評価

 手術から数ヶ月経過し、後悔は全くありません。視力の問題で不便を感じている方には、自己投資として検討する価値のある選択肢だと考えています。

おわりに

 視力矯正手術は大きな決断ですが、適切な判断材料があれば、生活の質を大きく向上させる可能性があります。この体験談が、検討されている方の参考になれば幸いです。

 手術費用の一部は、確定申告すると戻ってくる可能性があるそうですので、実施した後に記事として記載したいと思います。


実施医療機関:新宿近視クリニック(https://www.sbc-lasik.jp/)

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