ICL視力矯正手術の体験談 – 選択から術後まで

自己投資

はじめに【術後1年レビュー】

2024年8月にICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けてから、早くも1年が経過しました。結論から言うと、私の人生で最も満足度の高い自己投資の一つになりました。この記事では、術後1年経った今だからこそ語れるリアルな体験を、手術の決意から長期的な経過まで、すべて本音で共有します。

※この記事で扱うのは近視・乱視矯正のICLです。老眼に対応したIPCL(多焦点レンズ)とは異なります。

1. 私がICL手術を決意した理由

  • 経済的な理由:物価高でコンタクトレンズの費用が年々増加。長期的なコストを計算した結果、ICLにメリットを感じた。
  • 日常のストレス:朝起きてすぐに見えない、温泉や旅行先でのコンタクトの付け外し、メガネの曇りなど、日々の小さな不便から解放されたかった。
  • 友人からの後押し:実際にICLを受けた友人から「人生が変わる」と強く勧められたことが、最後の決め手になった。

なぜレーシックではなくICLだったのか

視力矯正手術にはレーシックという選択肢もありますが、私がICLを選んだ理由は、その「可逆性」「安全性」にあります。

  • ICL(眼内コンタクトレンズ):眼の中にレンズを「挿入」する手術。万が一の場合、レンズを取り出して元の状態に戻せる。角膜を削らないため、ドライアイのリスクが低いとされる。
  • レーシック:角膜をレーザーで「削る」手術。削った角膜は元に戻せない(不可逆的)

将来、医療技術がさらに進歩した際に新しい選択肢を残しておける安心感が、ICLを選ぶ大きな理由でした。

リスクについての補足
もちろん、ICLも手術である以上リスクはゼロではありません。カウンセリングでは、ごく稀な合併症として感染症、眼圧上昇、白内障のリスクなどについても丁寧な説明を受け、十分に理解・納得した上で決断しました。

2. 検査から術後1年検診までの流れ

  • 初診・術前検査:2024年7月
  • 手術当日:2024年8月
  • 術後検診:翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、そして1年後(2025年8月)

術前検査の注意点

所要時間は約3時間。瞳孔を開く目薬(散瞳薬)を使うため、検査後は数時間、視界がぼやけて光が非常に眩しく感じます。サングラスと帽子は絶対に持参しましょう。また、待ち時間が長いので、イヤホンで聴く音楽やオーディオブックなどがあると快適に過ごせます。

3. 費用と経済的な効果

実際にかかった費用(2024年当時)

  • 総額:49万円
    • 基本料金:46万円
    • 片眼のみ乱視用レンズ:+5万円
    • 紹介割引:-2万円

【体験談】医療費控除で約4万円が戻ってきました!

ICL手術は医療費控除の対象です。翌年の確定申告で手続きをしたところ、私の場合は所得税・住民税合わせて約4万円が還付されました。e-Taxを利用すれば自宅から簡単に申請できるので、忘れずに行いましょう。

長期的なコストパフォーマンスは?

仮に1Dayコンタクトを毎日使い続ける場合と比較してみます。(2025年現在の相場)

  • コンタクトの年間費用:約65,000円(レンズ代+ケア用品代など)
  • ICL費用回収までの期間:(49万円 – 4万円) ÷ 6.5万円/年 = 約6.9年

私の場合、約7年で元が取れる計算です。30代前半で受けたので、生涯コストを考えると非常に経済的だと判断しました。

4. 【術後1年】長期的な経過と変化

術後1年検診も無事終了しました。現在の状況を正直にレビューします。

  • 視力:両眼とも1.5で安定しています。視力の低下は全く感じません。
  • ハロー・グレア:光の輪(ハロー)や光の眩しさ(グレア)は、術後3ヶ月頃をピークに徐々に脳が慣れていき、半年後にはほぼ気にならなくなりました。1年経った今では、意識しない限り全く問題ありません。ただし、これには個人差が大きいようです。
  • ドライアイ:元々ドライアイ気味でしたが、術後も特に悪化した感覚はありません。念のため、PC作業が続く際は目薬を使用しています。
  • 老眼への影響:ICLは老眼を予防するものではありません。40代以降に訪れるであろう老眼については、その時にまた考えるつもりです。2025年現在、老眼対応のICL(多焦点レンズ)も選択肢として存在しますが、まだ実績が少ないため、私は通常のレンズを選びました。

5. 手術後の生活の変化と総合評価

メリット(生活の質の向上)

  • 朝、目を開けた瞬間から世界が鮮明に見える感動。
  • 旅行や温泉、スポーツを心から楽しめるようになった。
  • 災害時など、もしもの時の不安がなくなった。

デメリット(慣れが必要なこと)

  • 術後しばらくは、近くを見る際にピントを合わせる感覚に少し違和感があった。(現在は解消)
  • 視力が良くなりすぎて、部屋のホコリなど見えなくても良いものまで見えてしまう(笑)。

総合評価:後悔は全くない

術後1年が経過し、視力は安定し、懸念していたハロー・グレアも気にならなくなりました。後悔は一切なく、むしろ「もっと早くやればよかった」と心から思っています。

6. クリニック選びで重視したポイント

最後に、私がクリニックを選ぶ際に重視した点をお伝えします。

  • 執刀医の実績と症例数:最も重要な要素です。ウェブサイトで公開されている症例数を必ず確認しました。
  • カウンセリングの丁寧さ:メリットだけでなく、リスクやデメリットについても時間をかけて丁寧に説明してくれるクリニックを選びました。
  • 術後の保証制度:万が一の再手術や、長期的な検診が保証内容に含まれているかを確認しました。
  • 費用体系の透明性:追加費用が発生する可能性について、事前に明確な説明があるかどうかも重要です。

可能であれば、複数のクリニックで適応検査を受け、比較検討することをおすすめします。

おわりに

ICL手術は高額な投資であり、大きな決断です。しかし、信頼できるクリニックで十分な情報を得て臨めば、生活の質を劇的に向上させる可能性があります。この体験談が、視力矯正を検討している方々の判断材料として、少しでもお役に立てれば幸いです。


実施医療機関:新宿近視クリニック(https://www.sbc-lasik.jp/)