はじめに
皆さんは「滝行」という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?修行僧が凍えるような冷たい滝に打たれる過酷な修行?それとも神秘的な精神統一の儀式?今回、私は人生初の滝行に挑戦し、予想外の発見と驚きの連続を体験してきました。
![[画像の説明]](https://mayoi-manabu.com/wp-content/uploads/2025/03/rakuten.jpeg)
なぜ滝行に挑戦したのか

私が滝行に参加したのは、主に以下の理由からでした:
- 最近何となく「厄が溜まっている」と感じていた
- 普段できない体験を通して人生経験を積みたかった
- 日常から完全に離れて気分をリセットしたかった
正直、始める前は「本当に耐えられるのだろうか?」という不安もありましたが、好奇心が勝ちました。
当日の流れ
集合と移動
4月のある日、小田急線の新松田駅に10時に集合しました。車で直接現地に向かうことも可能でしたが、初めての体験だったので電車を選びました。駅から約30分ほどで滝行の場所に到着です。
準備と着替え

現地に着くと、まず道着に着替えます。※寒い時期は下に着られる服を持参しましょう! 4月とはいえまだ冷え込む日だったので、薄手のインナーを着用して正解でした。
また、サンダル選びも重要です。水の中を歩いても脱げないものを選ぶことをお勧めします。私は事前にこのアドバイスを受けていたので、しっかりとした滑らないサンダルを用意していました。※現地で借りることもできますが、クロックスのため脱げる可能性もあります。
事前説明と心構え
約1時間ほどかけて、滝行の意義や作法について説明を受けました。単なる「水を浴びる」行為ではなく、心を清め、自分と向き合う貴重な時間であることを教わりました。
いよいよ滝行本番
参加者は2から3グループに分かれ、1分間の滝行を3回行います。もし途中で辛くなったら離脱することも可能とのこと。それを聞いて少し安心しました。
最初の感覚:想像以上の衝撃

滝に向かって歩いていく段階までは、意外にも恐怖心はありませんでした。しかし、実際に滝に入ると状況は一変。最初の30秒間は本当に苦行でした:
- 冷たさで息ができないような感覚
- 手が痺れるほど悴む
- 体全体が凍りつくような感覚
驚きの発見:体の適応力
ところが驚いたことに、30秒を過ぎたあたりから体が慣れてきたのか、徐々に楽になってきました。スタッフの方によると、この日の水量は通常の3〜5倍ほどだったそうですが、それでも写真撮影の合図に反応できるほどには順応できました。
重要なポイント: 掛け声をしっかりと出すことが大切です。水泳で呼吸を忘れがちなように、滝行中も呼吸を忘れやすいです。また、スタッフが意識の確認のためにも掛け声を促します。
滝行後の体験
体を温める時間
滝行を終えると、体は芯から冷え切っています。更衣室に戻った後は、簡易サウナやストーブで体を温めました。この時間はとても重要で、ここでしっかり温めないと風邪を引く恐れがあります。
火渡り体験

滝行の後には、火渡りも体験させていただきました。炭の上に燃料を撒き、実際に火の上を歩きます。驚いたことに、想像していたほどの熱さはありませんでしたが、滝から火へという対極の体験は非常に印象的でした。
日帰り温泉で癒し

体験の締めくくりとして、近くの日帰り温泉「おんりーゆ」に行きました。滝行後の温泉は格別で、冷え切った体がじわじわと温まっていく感覚は言葉では表現できないほど心地よいものでした。
「おんりーゆ」はサウナ後に、目の前の川を眺めながら過ごしたり、広い露天風呂があったりとのんびりするのにもおすすめの場所です。帰りは、「おんりーゆ」の送迎バスにて最寄りの駅まで送っていただきました。
費用と備考
費用総額
- 滝行体験代:9,000円
- 温泉入浴料:2,530円
- 交通費:各自負担
参考情報
- 2回目以降の参加は7,000円になります
- ふんどし着用での参加の場合は11,000円
- 初回体験は、男性は寒い時期、女性は暑い時期に参加する傾向があるそうです
- 参加者の年齢層は小学生から高齢者まで幅広い
- 車で行く場合、特に夏場はキャンプ利用者も多く混雑するので時間に余裕を持って
滝行を終えての感想

滝行をしたからといって人生が劇的に変わるわけではありません。しかし、こうした非日常的な体験を積み重ねることで、確実に視野が広がり、新たな気づきを得ることができました。
苦行を乗り越えた達成感、自分の限界に挑戦する勇気、そして同じ体験を共有した参加者との一体感。これらは日常では得られない貴重な経験です。
「厄払い」という意味ではどうだったか?それは人それぞれの感じ方だと思いますが、少なくとも私は日常のストレスやモヤモヤから解放され、心身ともにリフレッシュした感覚を得ることができました。
最後に
もし皆さんも日常から離れた特別な体験をしたいと考えているなら、滝行は一度挑戦する価値があると思います。過酷ではありますが、それ以上に得るものは大きいはずです。
次回の滝行予定や詳細については、主催団体にお問い合わせください。
コメント