はじめに
この度、人生初の富士山登山に挑戦してきましたので、その体験と注意点をシェアします。今回は初心者に人気の吉田ルートを選択しました。山小屋の予約が取りやすく、ご来光も途中で楽しめる点が決め手でした。

【登山前の準備】
登山シーズンと基本情報
- 富士山の登山シーズンは2025年7月1日〜9月10日(吉田ルート)
- 他のルート(須走・御殿場・富士宮)は7月10日〜9月10日まで
- 入山料は全ルートで1人4,000円(事前オンライン決済または現地支払い可能)
装備
- 登山靴(足首をサポートするもの)
※私は4〜5万円の靴を使用しましたが、つま先が痛くなり少し後悔しました、、 - 防寒着(山頂と五合目で20度以上の気温差がありますので、脱ぎ着ができるものを)
- 雨具(上下セパレートタイプがおすすめ)
- ヘッドランプ(夜間登山には必須、手が塞がらないものを使用しましょう)
- 水分(十分な量を。下山中は購入できない場所も、今回は一人当たり水4Lとスポーツドリンクの粉を持っていきました)
- 行動食(エネルギー補給用のチョコレート、エナジーバーなど)
- トレッキングポール(膝の負担軽減に大活躍、短くできるものを持っていきましょう)
- 手袋(岩場もあるので手を怪我しないようにしましょう)

事前計画
- 山小屋は必ず事前予約(特に週末や夏休み期間は早めに)
- 天気予報のこまめなチェック
- 入山規制:午後2時〜翌午前3時は山小屋宿泊者以外の入山禁止
- アクセス:五合目までマイカー規制期間あり、シャトルバスやタクシーの利用を、シャトルバスの近くにマイカーを停めれる駐車場があります
他
- モバイルバッテリーの準備(山小屋によっては充電ができないので用意しておきましょう)
- ドライシャンプーシートや汗拭きシート(意外とあると重宝します)
- 娯楽用品(山小屋での時間は持て余すことが多いです)
- モバイル用の酸素ボンベ
【1日目:ゆっくり高度順応】
今回は無理せず2日間かけての登山を選択。初日は五合目から七合目の鎌岩館まで、のんびりと登ることにしました。
高山病対策
- ゆっくりとしたペースを心がける
- こまめな水分補給と深呼吸
- 休憩をしっかり取りながら進む
五合目に朝9時に到着し、準備体操をしっかり行ってから出発。六合目までは比較的なだらかで、森林限界を超えると一気に景色が開けました。途中で他の登山者と挨拶をしあったり、写真を撮ったりしながら、約4時間かけて七合目の山小屋に到着。高山病の症状は出ず、無事に一日目を終えることができました。



山小屋では早めの夕食後、明日のご来光に備えて20時には就寝。相部屋でしたが、疲れていたので気にならず眠ることができました。余力があれば夜空を見上げても良いかもしれません。時期が合えば、麓の花火大会を見ることもできます。


【2日目:ご来光と山頂到達】
2日目は日の出前の4時半に起床、5時に出発。まだ真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに登り始めました。
元々は「山頂でご来光を!」と思っていましたが、登山メンバーの体調管理もあり、実際は八合目付近で日の出の時間となりました。結果的にはここでのご来光が素晴らしく、富士山の影が雲海に映る「ブロッケン現象」も見ることができ、感動的な光景でした。


その後も登り続け、最終的に8時頃、無事に山頂に到達!達成感と爽快感で一杯になりました。山頂では記念撮影や山頂神社参拝、お鉢巡りなどを楽しみました。


【下山:予想以上の難所】
下山は正直なところ、想像以上の苦行でした。特に砂礫の道は滑りやすく、重い荷物を背負った状態での下山は膝や足首に大きな負担がかかります。トレッキングポールが非常に役立ちましたが、それでも足の指先が靴に当たって痛みを感じました。
下山の注意点
- 滑りやすい砂礫道に注意
- 膝の負担を減らすためゆっくり下る
- 水分補給を忘れずに(下山中は山小屋が少なく購入機会が限られる)
- 適切な登山靴の選択が重要(サイズ選びに注意)
約4時間かけて五合目に戻り、無事に富士登山を完了しました。

【次回への反省点】
- 登山靴の選択: 今回は4〜5万円の登山靴を使用しましたが、つま先が痛くなりました。次回は試し履きをしっかりと行い、下りでも快適な靴を選びたいです。
- ルート選択: 次回は別のルートにも挑戦してみたいです。吉田ルートは初心者向けで良かったですが、他のルートも経験してみたいです。
- 荷物の軽量化: 不要な荷物を減らし、下山時の負担を減らしたいです。
【まとめ】
富士山登山は大変でしたが、素晴らしい景色と達成感を味わうことができました。特に朝日に照らされる雲海と富士山の影は、言葉では表現できない美しさでした。適切な準備と体調管理が何より重要です。みなさんも富士山登山に挑戦される際は、ぜひ無理せず、自分のペースで楽しんでください。
次回は別のルートとより適した装備で、また挑戦したいと思います!
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