はじめに
今回は、私が日本ディープラーニング協会(JDLA)主催のG検定(ジェネラリスト検定)に合格した体験をまとめました。これからG検定に挑戦される方へ、私の学習方法や試験当日の流れ、そして合格までの過程を具体的にご紹介します。少しでもお役に立てれば幸いです。
G検定とは
G検定は、累計受験者数13万人を超えた、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活⽤リテラシー習得のための検定試験です。このページではG検定に関する様々な情報を公開しています。
G検定とは
G検定は、AIやディープラーニングに関する基礎知識やそのビジネス応用について問われる試験です。
- 対象者:技術者だけでなく、AIを業務に取り入れたいビジネスパーソンにもおすすめ。
- 試験形式:プログラミングの実技はなく、複数選択形式のオンライン試験で実施。
- 目的:ジェネラリストとして、AIの基本概念や社会的影響、倫理的な側面まで広く理解しているかを評価します。
受験の動機
私がG検定を受験しようと決意したのは、仕事でAIプロジェクトに関わる機会が増えたことがきっかけです。
- コミュニケーションの向上:専門知識がなくても、基本を押さえておくことでチーム内での意見交換や提案の幅が広がると感じました。
- 個人的な興味:AIの進化とその可能性に魅力を感じ、「資格として形に残しておきたい」と思いました。
勉強方法
約2ヶ月の準備期間中、平日の夜や週末を利用して学習しました。以下が私の具体的な学習法です。
- 公式テキストの活用
- JDLA推奨の「深層学習教科書 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)公式テキスト」を購入。
- 試験範囲を網羅しており、初心者にもわかりやすい内容。
- 1日1章を目標に読み進め、重要ポイントをノートにまとめました。
- 問題集で実践演習
- 「G検定実践トレーニング」などの問題集を使い、過去問に近い形式で練習。
- 特に「法務・倫理」など、理解が難しかった分野は繰り返し解きました。
- オンライン講座で補強
- YouTubeやUdemyのG検定対策動画を視聴。
- 数学やアルゴリズムの解説動画が、テキストだけでは理解しにくい部分を補完。
試験当日の体験
G検定は自宅で受験できるオンライン試験です。私の受験日は以下のような流れでした。
- 受験環境の整備:静かなリビングで受験。事前にPCの動作確認やネット環境のチェックを済ませ、トラブルなく試験に臨みました。
- 試験内容:試験時間は120分、全160問程度の複数選択形式。1問あたり約30秒のペースで解答する必要がありました。
- 試験中の工夫:わからない問題は一旦飛ばし、後で見直す戦略を採用。緊張しながらも、「ここまで準備してきた」と自分を励ましながら進みました。
合格発表
試験終了後、2,3週間後にメールにて結果が送られてきます。
- 私は結果を確認し、「合格」の表示を見た瞬間、思わずガッツポーズ!
- その後、公式サイトでもスコアを確認し、無事に合格基準をクリアしていることを確認しました。オープンバッチもいただけるので、他者に共有しやすくなります。
まとめとアドバイス
G検定は、AIやディープラーニングの基礎知識をしっかりと身につけたい方にとって、最適な第一歩です。
私自身は、公式テキストと問題集を中心に学習し、オンラインの補助資料を活用することで合格を勝ち取りました。
最近では、DX推進パスポートの一つとしても取り込まれましたので、今後の重要も高まっていくのだと思います。
これから挑戦される方へのアドバイスは以下の通りです。
- 計画的に進める:2〜3ヶ月の学習期間を設け、無理なく進めるスケジュールを立てましょう。特定の分野にこだわらず、満遍なく勉強するのが吉です。
- 実践重視:問題集や模擬試験で、試験の形式に慣れることが合格への鍵です。公式の例題もありますので、一度は試してみましょう。
- モチベーションの維持:自分がなぜ受験するのか、その目的や目標を明確に持つことで、学習意欲を保ちやすくなります。合格するとslackのコミュニティにも入れますので、合格後のモチベーションも保ちやすくなります。
- 甘い考えを捨てる:オンラインだからと勉強せずにAIに回答をさせる人もいますが、そのような考えは捨ててしっかりと勉強してから挑みましょう。そもそも回答時間が間に合いません。
G検定は、AIの世界への理解を深め、ビジネスに活かすための大きな一歩です。これから受験を検討されている皆さんの成功を心より応援しています!
コメント